日本歴史紀行

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歴史紀行 54 ‐ 4 比叡山 延暦寺 4 戒壇院

葵 北風


延暦寺戒壇院 

滋賀県大津市坂本本町



戒壇院は、僧になるための必修の条件である戒律を受ける伽藍で、いわば僧を新たに生み出すための最も重要な伽藍の一つです。


そもそも戒壇院は、奈良時代中期に5度の航海の失敗の末に失明してもなお、渡海を諦めずに日本へ渡った鑑真和上が奈良、東大寺に建立したのが最初の戒壇院です。



延暦寺の戒壇院は、大講堂と阿弥陀堂の間に、東堂伽藍の西部に建立され、伽藍内部には、釈迦如来と文殊菩薩、弥勒菩薩が祀られています。


創建計画があったものの、朝廷から許可されずに時が流れ、822年 弘仁13年 伝教大師 最澄の入寂後7日の後に嵯峨天皇より勅許がおりて創建されました。


戦国時代、織田信長の比叡山焼き討ちによって伽藍一切が灰燼に帰し、現在の建物は江戸時代の1678年 延宝6年に再建されたものです。